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愛だ、恋だの処方箋*秋久テオ【オメガバース】ネタバレ・感想

秋久テオさん原作の『愛だ、恋だの処方箋』のネタバレと感想になります。

 

作品情報

 

愛だ、恋だの処方箋【電子限定描き下ろし漫画付き】
 
 

身体から始まる運命――
薬剤師で調剤薬局を経営している桐矢凛人はある日、芸能事務所からの依頼で今話題のバンドグループWeltのメンバーでαの佐藤志郎に、抑制剤を処方することになる。
しかし、志郎との初対面でβである凛人は何故か全身が欲情し、志郎に激しく抱かれてしまい――。【描き下ろし18Pあり】

オメガバースがすきなひと
運命の番設定がすきなひと
アイドル・芸能界モノがすきなひと
オメガバースとは・・・?
この漫画の設定で使われているのはオメガバースという特殊世界設定です。よく知らなくても、BLを嗜んでいる方は必ず一度は耳にしたことがあると思います。
男女の性以外にα(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)という3種類の性別のある世界。
ここより先はネタバレを含みます。苦手な方はご遠慮ください。

あらすじ

こちら「愛だ、恋だの処方箋」のあらすじ になります。

 

今回の世界は、
オメガバースの世界の中でも医学や薬学の研究が進んだあとの世界という設定になります。

技術の進歩により、今まで存在していた第二性による暴走事故や、生活の悩みは減少傾向にあり、
第二性を持つ人への差別も表向き減ってきている

そんな世界で薬剤師として働く、β(ベータ)の桐矢(きりや)が主人公である。

 

差別や偏見が減ってきたといっても、
アルファやオメガは依然として珍しい存在には変わりなく、
明らかにそうとわかる人間は 自然と人々に好奇の目を向けられる

アルファだけで結成されたバンドグループなどは、芸能界でも目立ち、注目を集めていた

そんな世間の騒ぎを、
ベータの自分は関係ないと、どこか蚊帳の外から見ていた主人公。

 

ある日、
桐矢が働く薬局の元へ、一本の電話がかかってくる。

芸能人のアルファが、夜間にお忍びで薬の処方を受けたいというのだ。

薬局長の桐矢は、
その日ひとり薬局に残り、佐藤志郎(さとうしろう)という名前の芸能人へ、薬を手渡すべく待機していた

 

するとそこに本人がやってきて

二人の目が合った瞬間———

 

合体!

 

 
利休(りきゅー)
ダメーーーー

すみません。あまりのことに取り乱してトムブラウンのようになってしまいました
突然の出会って即ハメ
まさかの急展開です

これ、びっくりなのが
始まってから4ページ目でやっと主人公が「●っくす・・・?」と気が付くところ
 
 
そのまま薬局で一夜を明かした二人だったが、
「責任は絶対に取る」
と言い残し、芸能人で仕事に穴をあけられない志郎は、
そのまま仕事へと行くのだった
 
昨夜起こったことが、
自分の”運命の番”との出会いだったと確信する志郎。
相手の名前すらまだ聞いていない状況だったが、自分の変化を好意的に受け止めていた—
 
一方桐矢のほうはというと、
明らかにアルファだった志郎が、なぜ自分に発情したのかわからないでいた。
昨夜のことを思い出しているうちに、
肝心の薬を渡すのを忘れていたことに気が付いた桐矢は、
志郎の出演するライブ会場へと薬を届けに行くことになる。
 
そこで志郎と桐矢は二度目の再開を果たすが、
桐矢を見つけた瞬間、
急いで桐矢を車に連れ込み、とにかく会場から離れようとする志郎。
わけがわからないまま連れられた桐矢だったが、
志郎の車で会場から離れて少し落ち着いた瞬間、
二度目の発情が二人を襲う。
 
そのまま車の中で二度目の行為に及ぶふたりだったが、
志郎から、「なぜチョーカーを付けていない」と問われる桐矢。
そこで初めて自分がオメガだと知らされる桐矢。
 
桐矢の異変に気付いた志郎は、そのまま病院へ連れて行って検査をすると、
医師からオメガになっていると告げられる桐矢。
その帰り道、
ベータとして生きてきたのに突然オメガになってしまった桐矢を気遣う志郎。
 
それでも桐矢へ運命を感じていた志郎は、
桐矢へ何かを言いかけるが、
桐矢は二人の関係をなかったことにしたいと告げる。
自分たちが、運命の、魂の番であることは桐矢にもわかっているはずだと問い詰める志郎だったが、

運命すら薬の力で抑えることが可能だと告げ、桐矢は志郎を遠ざけるのだった—

 

 
利休(りきゅー)
お互いを運命の、魂の番だとわかっていながらも、すれ違うふたり—
桐矢は突然変異でオメガになってしまったのでためらう気持ちもわかりますが、
志郎にとっても突然の出会いなのは変わらないはずなのに、すでに腹をくくっている感じというか
運命を受け入れるのが早いなと思います
これがアルファの余裕なのかー
 
志郎とはそれきりだと思っていた桐矢だったが、
それから1週間、志郎はどうやら毎日桐矢のいる薬局に、桐矢に会いに通っていたらしい。
志郎の提案で、仕事終わりに二人は食事にいくことになる。
 
それからほぼ毎日、桐矢の退社の時間を狙っては迎えに訪れるようになった志郎。
志郎の誘いを断っていた桐矢だったが、
雨の日に仕方なく家まで送ってもらう。

その帰りの車の中で、
改めて桐矢を誘おうとする志郎だったが、
運命に固執する志郎と、
運命だから自分のことが気になっているだけで、自分自身のことが好きなわけではない
と否定する桐矢。
 
すれ違う二人だったが、
次また桐矢と志郎があったとき、
突然変異でヒートの周期が安定していないのか、
時期ではないのにまた桐矢が発情し、また二人は関係を持ってしまう
 
衝動に流されまたしても関係を持ってしまった桐矢はそんな自分を恥じ、
志郎にきつく当たってしまう
今度こそ本当にふたりの関係に終止符を打ったと思っていた桐矢だったが、
 
ある歌番組の生放送中、
恋愛ソングを聴いた志郎が、桐矢との失恋の記憶を思い出してしまい、
涙する姿が放送され、世間で話題になってしまう—
 

感想まとめ

 

こちらの作品、表紙の帯にでかでかと
「突然変異オメガバース」

と書いてあるとおり、
主人公の桐矢は、元々はβ(ベータ)だったが、突然変異でΩ(オメガ)になってしまう。

 

元々薬剤師なので、オメガバースの知識がある桐矢くん、
突然変異でオメガになったこと自体は
起こりえるという知識があるので、そこまで超動揺しているようには見えないです

過去の傷からか、
どちらかというと”運命の番”への抵抗感が強いみたいですね。

 

志郎はまだ若いですが、
芸能人としても人気があって、アルファのオーラもあってイケメンで、
これからもっと男として余裕がでてきたら、もっといい男になっていくんだろうな という感じがします

二人の将来も、たのしみですね!

 

 
利休(りきゅー)
あまり出てこないのですが、
ちょっと当て馬的なというか
志郎が好きすぎてちょっと暴走気味の同じバンドメンバーの男の子、ツンデレでその子もかわいかったですw
志郎と同じアルファなはずなのに、空回ってる不器用感がギャップ萌えですねw
 
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