Dom/Subユニバース作品、三栖よこさん原作の『おすわり、よくできました』のネタバレと感想になります。
作品情報
犬猿の仲なのに、本能レベルで求め合う! <攻×攻! Dom/Subユニバース> 溺愛系インテリDom×俺様遊び人Sub サッカー選手の最上と医師の支倉は、ゲイバーで人気のバリタチ同士だが、恋愛スタンスが正反対ゆえに喧嘩ばかり。 ある日、バーで悪酔いしてしまった最上を介抱することになった支倉。座って休ませようと、冗談半分で「おすわり」と言うと、最上は突然、腰が抜けたようにぺたりと座り込んでしまう。 今までに経験したことがないような強い浮遊感に包まれた最上は、なぜか「もっと命令してほしい」という衝動に支配されてしまい――…!?
男前受けがすき
遊び人が一途になる展開が好物な人
攻×攻が好きな人
この漫画の設定で使われているのはDom/Subユニバースという特殊世界設定です。
発祥は海外の二次創作らしいです。
Dom、Subといった男女性とは異なる性が存在しています。
あらすじ
主人公の最上一暉(もがみいつき)は、サッカー選手で男も女も抱き放題の遊び人。
馴染みのゲイバーに通っては、一夜限りの相手とライトな関係を楽しんで過ごしていた。
そんな最上には、ライバル的存在の男がいた。
同じバーの常連、支倉秀士(はせくらしゅうじ)である。
俺様な最上と、相手を甘やかすタイプの支倉は、バーの中ではタイプの違うバリタチ同士、お互い馬が合わず犬猿の仲だった。
最上は支倉をライバル視しており、
支倉に会うと調子が狂うことから、支倉を敵視していた。
そんなある日馴染みのバーに行くと、
そこには珍しく一人で飲む支倉の姿が。
いつもの調子で支倉に絡む最上だったが、支倉から二人で呑みたいと誘われる。
思いがけない誘いに、支倉の誘いを断ろうとした最上だったが、
支倉の言葉にまんまと乗せられ、誘いに応じる。
始めて支倉とまともにコミュニケーションを取るのだった—
支倉との初めての呑みの最中、いつの間にか酔いつぶれて寝てしまっていた最上。
タクシーに乗れないほど酔ってしまった最上を介抱するため、支倉は自身の自宅へと最上を連れて帰る
甲斐甲斐しく最上の世話をする支倉だったが、
軽々しく放った「おすわり」という言葉に、なぜか最上が反応してー!?
普段のバリタチで俺様な最上からは想像できない、自分に言いなりになる最上の姿に、
支倉も興奮を隠せない。
満たされた瞬間に意識が戻りプレイを中断させる
結果を問い詰める支倉に、Subだったことを半ば八つ当たり気味に明かす最上。
心配する支倉を突き放そうとする。
部屋に入る直前に思い浮かんだのは自分を心配する支倉の顔。
相手の誘いを断ろうとした最上だったが、
Subとしての自分を自覚した最上。
Domにあてられて気分が悪くなっている最上を、支倉は優しくケアする—
パートナーの必要性を実感した最上は、
お互いが本当のパートナーを見つけるまで、仮のパートナーにならないかと支倉に持ち掛ける。
感想まとめ
主人公でありSubの最上は、Normalとして生活していたのですが、
恐らく支倉と出会ったことによってSubとして目覚めてしまいます。
ただ、この最上という男はスポーツ選手らしい前向きな性格で、
突然Subになったにも関わらず、その事実から逃げたりせず受け入れて前に進もうとします。
ある意味最も男らしく、
人間的にも魅力がある性格だなと思います。
それまでふつうにモテていたのにも納得の人間性です。
Domの支倉の内面はあまり描かれていませんが、
今までのSubとは違った最上に支倉は救われ、惹かれていきます。
後になってみるとお互いが最初からお互いを意識していたと思われるのですが、
なかなか素直になれない二人が受け入れあっていく様子に感動します。
気になるDom/Subプレイの内容は・・・?
今回のDomの支倉くんは、相手を痛めつけるようなプレイは苦手なDomなので、
無理矢理表現や過激なプレイなどはほとんど出てきません。
主人公でSubの最上も、元々はNormalだったのでダイナミクスに関しての知識が薄く、
ディープなDom/Subプレイに挑戦したとしても、もっと先かな・・・という印象を抱きます。
結果、ライトなコマンドなどを使ったプレイが多いので、Dom/Sub初心者さんでも読みやすいと思います。
ただ、”おすわり” とタイトルにあるように、
支倉の趣味なのか首輪(カラー)を付けてプレイに及ぶシーンが度々出てきます。
モテモテのイケメンが、
みんなが知らないところで、クールビューティーなイケメンに首輪をつけられている・・・
なんて素敵な時間なんでしょう!!
それだけで大興奮ですよね。ありがとうございます。