Dom/Subユニバース作品、三栖よこさん原作の『おすわり、よくできました』のネタバレと感想になります。
作品情報
「待ってる、アンタと歩きだせるのを」トラウマ、スキャンダル、差別を乗り越え、パートナーのさらに“その先”へ――…第二性の本能に抗う優しすぎるDom×生き様まで男前な光属性Sub<攻×攻 Dom/Subユニバース>待望の続編!
男前受けがすき
遊び人が一途になる展開が好物な人
攻×攻が好きな人
この漫画の設定で使われているのはDom/Subユニバースという特殊世界設定です。
発祥は海外の二次創作らしいです。
Dom、Subといった男女性とは異なる性が存在しています。
あらすじ
1巻をまだ読んでいない方は、そちらを先にチェックすることをオススメします
待ってました!!続編!
犬猿の仲だったバリタチ同士の最上一暉(もがみいつき)と支倉秀士(はせくらしゅうじ)は、
ある日最上がSubだとわかったことで、関係が一変する。
Domの支倉とSubの最上は、前作で紆余曲折を経て正式なパートナーとして付き合うことになる。
今回は、二人がパートナーになってから半年後のお話です。
サッカー選手である最上は、支倉と付き合ってから、ダイナミクスから来る体調不良も乗り越え、順調に活躍しているように見えた。
しかし支倉は、半年たっても最上をサブスペースに入れてやれていないことを気にしている。
そんなある日、行きつけのバーのマスターから温泉のペアチケットをもらった最上は、支倉を誘う。
想像より乗り気な支倉の態度に面喰らいながらも、ほぼ初めての二人きりの旅行を楽しみにする最上であった。
最上にとっては楽しかった温泉旅行だったが、
帰ってきてから支倉の様子がおかしいことに気が付く。
温泉で最上をサブスペースに入れてやりたいと密かに考えていた支倉は、
目論見が失敗したことによって一人で落ち込んでいたのだ。
ダイナミクスの病院の担当医から、パートナーである支倉と話し合うように言われた最上は、
支倉にどうしたらサブスペースに入れるのかと尋ねるが、
そこで支倉から、今までのSubの相手をサブスペースに入れたことがないことを打ち明けられる。
サブスペースを経験したことがないことから、自分は出来損ないのDomだと思い、
実はずっとDomとしての自信がなくコンプレックスを抱えていたというのだ。
そのことを知った最上は、サブスペースに入るために今までよりハードなプレイをしようと持ち掛ける
約束の日、
プレイを始めた支倉と最上だったが、
いつもと様子が違う支倉に気が付いた最上は、身の危険を感じてセーフワードを使って支倉とのプレイを中断する
我を忘れたように謝る支倉の様子を見た最上は、
ただ事じゃないと気が付き、
そんな支倉を優しく抱きしめ、慰めるのだった—
チームの監督の言葉によって前向きな気持ちになり、
支倉を迎えに行く。
感想まとめ
今回は自分のDom性に悩む、Domである支倉の内面が描かれています。
色々理由をつけてうまくいかない要素を探す支倉ですが、
スーパーポジティブSubな最上くんが全て受け入れて前に引っ張っていってあげています。
バランスのいい二人だと思います。
個人的には前作で支倉に想いを寄せていた、Subの陽くんが
イケメン高校生に成長して出てきたことが驚きでした・・・!
陽くんも男前Subに育っていく予感・・・♥
気になるDom/Subプレイの内容は・・・?
今回は、前作より少し関係が進んでいるので、
緊縛・おもちゃ表現が出てきます。
コマンドを使って苦しめるようなプレイは出てきません。
Domの支倉は今までのSubからも優しいと言われてきたようですが、
やはり首輪や緊縛など、相手を縛るプレイは彼の性癖でしょう・・・控えめにいって最高ですね。
これもDom性から来る相手をコントロールしたいという欲求の現れだと思います。
支倉くん、ほんとは全然Domの欲求が強い人なんだと思います。
医者なので頭もいいですし、自制が効いてしまうぶん欲求の反動が大きくなって
自分で自分の首を絞めてしまうタイプなんでしょうね。
支倉との信頼関係ができてからの最上は、
Sub力もどんどん上がっていき、すべてを支倉に預けようとしていきます。
元々バリタチだった最上が、
自分の手でどんどんSubとして育っていく様は、
支倉のDomとしての支配欲をこれほどまでに満たせる存在はいないんじゃないかと思われるほどです。