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ペディグリー 丹下道【現在2巻】 ネタバレ・感想

丹下道さん原作の『ペディグリー』のネタバレと感想になります。

こちらの作品は現在2巻、続きものです

作品情報

 
ペディグリー 1巻

人と蛇の血統につらなる名家の美形御曹司・遠呂智朱允は、血筋を残すべく交配のための同居――ペアリングをすることになった。
その相手はアムールトラの血統を継ぐ元許婚・虎斧摩宗。 幼少時に一度ペアリングをした2人だが、摩宗から突然婚約解消されて破談になった過去があった。叔父からどうしてもと頼まれしぶしぶ同居を引き受けたものの、再会した摩宗は見た目以外最悪な男になっていた。摩宗に「あんたのこと好きになれる気がしない」と言われ憤った朱允は、彼を見返してやろうと色仕掛け作戦を決行することに…!?

傲慢年下起業家×実はウブな妖艶美形 高貴な血統の人外ヒエラルキーBL開幕!

人外・ケモミミがフェチのひと
美人・妖艶受けがすきなひと
年下攻めがすきなひと
ここより先はネタバレを含みます。苦手な方はご遠慮ください。

あらすじ

こちら「ペディグリー」の1巻のあらすじ になります。


人と動物の血が合わさった、
半獣人のような人類が暮らす世界。

 

「人」と「蛇」の姿を持つ血統、遠呂智家の三男、遠呂智朱允(おろち あけみつ)は
世界でもっとも歴史ある名家のひとつ 遠呂智家の御曹司。

国内の「蛇」の中でも一番高貴といわれる血統で、見た目も美しいため、ひとたび社交の場に顔を出せば注目の的。

若い男が自宅に出入りしている、
口説いてきた相手に目もくれず相手を振る仕草に”お高く留まる”と周囲からは思われており、
引くてあまたでエロいお兄さん
だと噂されていた

 

そんな朱允(あけみつ)に、
血筋を残すべく交配のための同居――ペアリング の話が持ち上がる

人間とほかの種族の両方の姿を持つ朱允(あけみつ)達は、とても希少な存在であり
その血を絶やしてはいけない
とされているのだ

 

その相手として朱允(あけみつ)に伝えられたのは、
アムールトラの血統を継ぐ元許婚・虎斧家三男の虎斧摩宗(こふ ましゅう)。

幼少時に一度ペアリングをした2人だが、摩宗(ましゅう)から突然婚約解消されて破談になった過去があった。

かつて自分を振った相手と、再びペアリングするなんてあり得ないとごねる朱允(あけみつ)。

過去に自分とペアリングして自分が振ったことを相手がまるっきり忘れているに違いなく、
また同じ結果になるとわかっていて
なぜまた恥をかくようなことをしなければならないのか。



朱允(あけみつ)が拒むのには、わけがあった

6歳のころ摩宗(ましゅう)とペアリングし、許嫁となった二人だったが
約2年間続いた許嫁期間は、
虎斧家からの突然の許嫁解消の申し出によって何の前触れもなく、説明もなく終わりを迎えることになったのだ

一目で摩宗(ましゅう)を気に入り、
本当にそのまま結婚するものだと信じて疑っていなかった朱允(あけみつ)にとって、
その時の経験は心に深い傷を残していた

それから人間不信気味になり、今までまともな恋愛経験を積めなかったほど引きずっていたのだ

 

数日後—
ペアリングの話は断った気になっていた朱允(あけみつ)だったが、
手違いでペアリングの話が勝手に進んでいて、しかも今から摩宗(ましゅう)が家に来ると親族から連絡を受ける

摩宗(ましゅう)には絶対に会いたくないと思っていた朱允(あけみつ)だったが、
時すでに遅し
摩宗(ましゅう)がいきなり家にやってきて—!?

 

 
利休(りきゅー)
美人で遊び人と思われてるけど朱允(あけみつ)君、実は摩宗(ましゅう)君のことが忘れられず、ずっと引きずっていて拗らせている。
拗らせ激モテ美人て、、、て、天然記念物ですか!?
 
 
再会した摩宗は、見た目以外最悪な男になっていた。

摩宗(ましゅう)が家を訪ねたとき、
偶然直前まで畑仕事をしていた朱允(あけみつ)と手伝いの宗宏(むねひろ)(男)はバスローブ姿で、
噂通り若い男を連れ込んでいると誤解したのだ。

誤解され、嫌味を言われていると気が付いていない朱允(あけみつ)は、
久しぶりの再会からいきなり嫌味を言われ、動揺する。
 
摩宗(ましゅう)が来たことによって、
昔のことを嫌でも思い出してしまう朱允(あけみつ)。
素直でかわいかった摩宗(ましゅう)が、ゆがんだ性格の男になってしまった事実に
更にメンタルをやられる朱允(あけみつ)。

お互い素直になれず、
口を開けば嫌味を言いあうことしかできない。

摩宗(ましゅう)に「あんたのこと好きになれる気がしない」と言われ憤った朱允(あけみつ)は、彼を見返してやろうと色仕掛け作戦を決行することに…!?

 

 
利休(りきゅー)
どんどん加速する二人のすれ違い!
朱允(あけみつ)の誘惑に反応すると、表情は変わらないけど耳としっぽが反応する摩宗(ましゅう)がかわいい♡
 

顧問税理士の茶室(ちゃむろ)に、視覚を攻めろとアドバイスされた朱允(あけみつ)は、その日から隙あらば視覚で誘惑作戦を決行する。
 
朱允(あけみつ)が風呂に入ろうとしていたところ、割って入ろうとしてきた摩宗(ましゅう)。
「あんたの身体なんか興味ない」
と言われた朱允(あけみつ)は火が付き、

「俺もお前の身体なんか興味ない」
と言って
そのまま一緒にシャワーすることになってしまう

お風呂での誘惑に失敗した朱允(あけみつ)は、次なる作戦を決行する

リビングで寛いでいる摩宗(ましゅう)の目の前で、見えるか見えないかのギリギリまで生足を晒し、
ボディクリームを塗る姿を見せつける

そこまでやっても何にも効いていないように見える摩宗(ましゅう)の態度に、朱允(あけみつ)の誘惑作戦はさらに加速するのだった—
 

感想まとめ

 

そのうち感想をアップしたいと思っていますが、
丹下道さんの作品は『恋するインテリジェンス』シリーズがとても有名ですよね。

この方のお話は設定が割と複雑で、ストーリーがしっかりしているのでどのお話も読みごたえがあります。

 

この本のタイトル『ペディグリー』とは、
家系、血統。
という意味です。

今回は動物と人のハーフのような、半獣のような人間たちが生きる世界が舞台になっています。
それぞれどの動物の血が入っているかで、
現代でもある猫や犬の血統のように
血統によって希少価値や身分が異なる
という世界です。

 

まずはこの特殊設定をふんわり受け入れながら読み進めていく必要があるのですが、
小難しい説明があるわけではなく、

読み進めていくうちに登場人物たちの発する言葉によって
この世界のルールや常識を少しずつ知っていく形になるので、そこまで難しく感じるわけではありません。

 

身分差や、血統、階級差
上流階級、選ばれた人間だけのステータス

そういうものに興奮材料がある人は設定だけでも楽しくなってくること必至だと思います

 

 
利休(りきゅー)
管理人利休は、身分差などカップル間に何かしらのギャップがある関係性は割とすきです
障害は多ければ多いほどいいです

ハイスペックな攻めが受けの魅力に抗えず
耐えて耐えて爆発して暴走エッチ
このパターン、最高です!!!
 
スペックはスーパーでハイパーなのに、スパダリになりきれない攻め、
無自覚に火に油を注ぐ天然美人受け
朱允(あけみつ)くん、まじで天然えろえろお兄さんすぎでやばいです
えっち描写は結構濃厚なので、(とにかく擬音が多い!笑)
そういうのが好きな方にはご満足いただけると思います。

作品まとめ

今回は主に1巻のあらすじを紹介しましたが、
こちらの「ペディグリー」の作品は現在2巻まで発行されており、まだ完結しておりません。

2巻も気になる方はぜひこちらからチェックしてみてください

ペディグリー 1巻

ペディグリー 1巻

ペディグリー 2巻

ペディグリー 2巻

 

浮石千化八と浮石崇靖は家庭の事情で親元を離れ、幼い頃から兄弟同然に育ってきた。
千化八たち「人ならざる者」――いわゆる妖怪は下級が上級に絶対服従を強いられる階層社会。力が弱く下級の千化八は苦労してきたが、いつも助けてくれる上級の崇靖にいつしか恋心を抱くようになっていた。成人した妖怪は漏れ出るフェロモンを他者が舐めとりマーキングする「妖舐」が必須となる。崇靖に全身くまなく舐められると千化八は恥ずかしさと快感でいっぱいになってしまうが、崇靖は行為中も平然としている。その様子を見るたび彼は自分のことを何とも思っていないのだと思い知らされるようで…。
そんな中、二人に「青年社交宴」こと大お見合いパーティーへの参加要請が来て…!?寡黙な過保護弁護士×控えめ美人研修医 高貴なる人外ヒエラルキーBL第2弾!
2巻は世界観は続いていますが、
1巻の主役のふたり朱允(あけみつ)と摩宗(ましゅう)はほとんど出てきません。この二人の続きは2巻では読めないのでご注意ください。
2巻の主人公は別カプ 千化八(ちかや)と崇靖(たかやす)のお話になります