Dom/Subユニバース作品、オオタコマメさん原作の『プレイアフターコール』のネタバレと感想になります。
作品情報
「俺とさ、やってみる?プレイ」 Dom(支配的な)性であることにコンプレックスを抱く高校生の倉科は、堂々とした姿で生徒会長を務める一色をDomだと思い込み、一方的に劣等感を抱いていた。そんなある日、一色が校内で倒れているのを発見し、いつもと違う弱った姿に見過ごすことができず介抱を行う。 しかし、そこで一色にSub(従属的な)性であるという思いもよらない事実を打ち明けられ、倉科は勘違いで冷たい態度をとっていた自分の行動に罪悪感を抱くことになった。倉科は罪滅ぼしの意味も込めて、特定の相手がおらずDomとのコミュニケーション不足で体調不良を起こしているという一色に、自分と軽いプレイをおこなうことを提案し……。 性に翻弄された青き日々――。パートナーと恋人の狭間で揺れる、センシュアルDom×Subユニバース、誕生。
学生モノがすき
天然美人受けが好きな人
この漫画の設定で使われているのはDom/Subユニバースという特殊世界設定です。
発祥は海外の二次創作らしいです。
Dom、Subといった男女性とは異なる性が存在しています。
あらすじ
主人公の倉科(くらしな)は、自分のDom性に対してコンプレックを抱いていた。
同じクラスで生徒会長を勤める一色(いっしき)のことを自分と比較して立派なDomだと思い込み、
一色に対して勝手に劣等感を抱き、周囲に気づかれるほど棘のある態度をとってしまっていた。
自身の第二性(ダイナミクス)に対して、面倒という程度の認識しかなく生きてきた倉科だったが、
そんなある日の放課後、
一色が廊下で倒れているところに遭遇してしまう。
弱っている一色を見捨てることができず一色が目覚めるまで側にいた倉科だったが、
目覚めても回復した様子がない一色を見て、先生を呼びに行こうとすると、
倉科に呼び止められ、そこで衝撃の事実を知ることになる。
自分がDomだと思い勝手に劣等感を抱いていた一色は、
なんとSubだったと言うのだ—
倉科に嫌われていると思っていた一色は倉科を遠ざけようとするが、
Sub性からくる体調不良に悩まされている一色を見て、
今まで誤解していた罪悪感から、罪滅ぼしの意味も込めて自分と軽いプレイをしないかと一式を誘うのであった—
倉科からの思いがけない提案に動揺する一色だったが、
自分の非を素直に認め謝る倉科の様子を見て、
お試しでプレイをすることに同意する。
倉科は自分から誘ったものの、初めてのコマンドプレイでどうしていいかわからず戸惑いつつも、
自分以上に緊張して硬くなっている一色の様子を見て、
緊張をほぐそうと優しく命令していく。
倉科の命令に応える一色。
初めてのコマンドプレイを終えた二人は、
お互いが経験したことのない満足感に包まれ
クセになりそうなほどであった—
今回限りだと思っていた倉科は、一色に抑制剤を服用することを勧める
すると一色は抑制剤が効きにくい体質であること、
感想まとめ
綺麗な顔した優等生の眼鏡の中の、熱を帯びた視線・・・
きっちり上まで閉めた学ランのボタンが解けたとき、
その熱が露になる・・・
今回の攻めの倉科くん、
見た目とは裏腹に優しくてよくできたDom君だと思うんですが、
受けの一色くんの耽美感というか、
色気がすごすぎる・・・
これは倉科くん、きっとずっと振り回されて生きていくんだろうな・・・と思います
まだ高校生なので
二人とも初めて自分たちの中に眠っていた劣情に目覚めて、
初々しくも少しずつ歩み寄っていく様子が丁寧に描かれています。
物語は基本学校の中で進んでいくのですが、
校舎の中へ差し込んでくる光が各コマで効果的に描かれていて、
閉ざされた学校という組織の中で、二人きりの世界にいるような
そんな気分にさせてくれます。
放課後の教室の、西日に熱せられた匂いがするような
物語の雰囲気をグッと押し上げる情景を描き出す、画力にもぜひ注目していただきたいです。
あと、作者さんはまつ毛フェチ・・・?なんでしょうか
二人のまつ毛が、きれいすぎる!!
素敵!!
気になるDom/Subプレイの内容は・・・?
今回の作品では、内面の成長にフォーカスをあてているのもあって、
プレイとしてはそこまで激しい内容のものは出てきません。
ですがプレイによって閉じられていた蕾が少しずつ花開いていく様子は、
瑞々しくてフレッシュな色気があります
ストーリー・内面重視の人にとってはとても楽しめる内容になっていると思います。
あとあれですね~~~
優等生のぴちっとした制服姿が乱れていく様は、
とても良いですね~
個人的にはうわばきが落ちる描写が途中であるのですが、
フェチ心にグッと刺さりました。