ケーキバース作品、百瀬あんさん原作の『舌先から恋』のネタバレと感想になります。
作品情報
「俺のこと、欲しくないですか?いいですよ…食べて」
憧れの先輩×優等生の図書委員くんのケーキバースBL!この世界には「フォーク」と「ケーキ」と呼ばれる者たちがいる。「フォーク」は捕食者、「ケーキ」は被食者。どちらも、見た目も生活も普通の人間と変わらないが、唯一違うのは、フォークには味覚がないということ。
ただし、ケーキの体液に対してのみ味を感じ、その味はとてつもなく甘美なもので、欲求に抗えず犯罪を犯してしまうフォークもいるらしい。その為、フォークは犯罪者予備軍だと言われることも多く、校内でも人気ものの達成は自分がフォークであることを隠して生活していた。
そんなある日、ザ・優等生な後輩の図書委員くんを事故から助けた際、口に入った彼の汗を「甘い」と感じて…。美味しくて、気持ちよくて…愛しくて止まらない――
百瀬あんが描く、うぶでエッチなとろとろケーキバースBL!
学生モノがすき
素直じゃないカップルがすき!
この漫画の設定で使われているのはケーキバースという特殊世界設定です。
オメガバースなどもありますが、バースの世界は「男女」の性別以外の、別の性別が存在する世界 という概念がベースです
ケーキバースの場合、フォークとケーキという存在がいて、「フォーク」は捕食者、「ケーキ」は被食者とされる。
フォークには味覚がなく、普段の食事などにも味を感じないが、ケーキの体液に対してのみとてつもなく美味しい味を感じることができる—
あらすじ
男女の性別以外に、
【フォーク】捕食者 と【ケーキ】被食者 と呼ばれる特性を持った人々がいる世界。
フォークは後天性で発症し、発症と同時に味覚を失う。
そして、特定の人間の体液に対してのみ抗えないほど甘美な味覚を感じる という特性を持っている。
ケーキの判別はフォークにしかわからず、
ケーキ自身もフォークに捕食されるなどのきっかけがなければ、自分がケーキだと知ることもない。
どちらも、見た目も生活も普通の人間と変わらず、どこにフォークやケーキがいるのか、わからない
世の中ではそんなフォークが捕食衝動に抗えず人を食べていたなどのニュースが取り沙汰されることもあり、
フォークは犯罪者予備軍だと思われる節があった
主人公の達成(たつなり)は、フォークであったが、
学校ではフォークであることを隠して生活していた
そんなある日の帰り道、
道で工事現場から物が落ちてくるという事故が起きる。
先に気が付いた達成はとっさに前を歩いていた人間が事故に巻き込まれるのを庇い、自分が代わりに病院に運ばれることになってしまう
意識を失う前に達成が感じたのは、久々の味覚だった—
病室で目を覚ました達成は、助けた相手から礼を伝えられる
その相手は以前図書室で見かけて優等生だと思っていた、同じ学校の後輩の久遠稔世(くおんなるせ)だった
その日からずっと稔世のことを考えていた達成。
助けてもらったお礼をしに教室までやってきた稔世と二人きりで話したかった達成は、
稔世を昼ご飯に誘い、二人きりで屋上でランチをとることになるのだった—
稔世がケーキであることを確かめたい達成は、
どう切り出そうか迷っていると、
稔世は助けてもらったお礼になんでもすると言ってくる。
そんな稔世に、「試したいことがある」と切り出した達成は、突然稔世の首筋をひと舐めする
いきなりのことに戸惑う稔世に覆いかぶさり、達成は「お前ケーキか」と言い放つー
達成に食べられるまでケーキの自覚がなかった稔世
達成がフォークだということもこの時初めて知ることになる
男相手に襲うようなことをしている自分を自覚しつつも、久々に感じる味覚に夢中になる達成は、
ついに稔世にキスまでしてしまう
突然唇を奪われ戸惑いつつも、稔世は抵抗する様子もほぼなく、達成のされるがままにキスを受け入れるのであった—
なんですかこのドエロ設定、天才すぎませんか!?!?
でも味覚がないとか、ケーキにしか味感じないとか フォークの人不利すぎてめっちゃかわいそう・・・
ルールを決めて昼休みに達成の”食事”に稔世が付き合うことになった
さすがに断られると思っていた達成は、
達成からの要求を受け入れ
女子とキスもしたことがないのに毎度自分のキスに付き合う稔世を気にしつつも、
フォークを恐ろしく思う人もいるため、フォーク相手に抵抗ができないせいだと思い込んで納得していた
ある日、稔世とのキスの時に約束を破って目を開けてしまう
その時達成の目に飛び込んできたのは、
下半身を反応させている稔世の姿だった—
戸惑った達成は、勢い余って稔世を拒絶する
二人は疎遠になったのだった—
実は振り回されてるのは攻めの達成くんのほう・・・?
稔世にしか味を感じないって、やばいですよね・・・
来るもの拒まずの遊び人として、大学で有名になってしまっていた
誰と過ごしても違和感と強烈な飢餓感に悩まされていた
そこにいたのは本人、稔世だった—
距離を取るわけでもなくむしろ自分に近づいて来ようとしているように見える稔世に、
もう自分に近づくなと伝える達成
我慢ができなくなった達成は—
感想まとめ
管理人利休は、このお話で初めてケーキバースを読んだのですが、
ケーキバース 良いですね!!!
もう男×男だけじゃ飽き足らず オメガだとかケーキバースだとか、障害をありとあらゆる発想を使って増やそうとしていますよね笑
作者の百瀬あんさんの絵柄も綺麗なのでけっこう好きで、
他作品も作者買いさせていただいております。
ケーキが感じていると、
気持ちよければ気持ちいいほど
フォークが感じる味が甘くなる
ケーキバース、ぜひあなたも 味わってみてください!